こんにちは。
THE CLINICの今西理也です。
今回は
額とこめかみのボリュームアップ
についてお話ししようと思います。
ポイントは、
① 額とこめかみをボリュームアップするメリット
② 使用する材料
です。それぞれ見ていきましょう。
① 額とこめかみをボリュームアップするメリット
これは2つあります。
1 若返り効果
以前のブログでお伝えしましたが、額とこめかみは、加齢によりボリュームが減少します。
ということは、この部分のボリュームを補ってあげることで、若々しい印象になることができます。
また額のシワが目立たなくなります。
2 女性らしい印象になる
一般的に、男性と比較して女性は丸い額をしています。
性同一性障害の方の治療(男性→女性)をする際、額を丸くすることは、大事な要素の1つです。
ただ、丸ければ丸いだけ良いというわけではありません。
どの程度ボリュームアップするかは、
・顔面全体のバランス。特に鼻(鼻根部)と頬の高さが重要。
・ご本人の好み
を加味して決定します。
② 使用する材料
額、こめかみをボリュームアップする材料は主に3つあります。
1 ヒアルロン酸
2 脂肪
3 シリコンプロテーゼ
シリコンプロテーゼは、埋入するために皮膚切開が必要であり、日本ではあまり行われていません。
ヒアルロン酸と脂肪のそれぞれの特徴は、
1 ヒアルロン酸
・ 注入した分がほぼそのままボリュームアップされるので、比較的形態を作りやすい
・ 半年~2年で徐々に吸収されていく
・ ヒアルロニダーゼで溶解可能
2 脂肪
・ 移植した脂肪は半分程度の生着率(額の場合)であるため、最終結果の予測がやや難しい
・ 脂肪は一旦生着すると、半永久的に維持される
・ 生着した脂肪を除去するには、基本的には手術が必要
・ 移植するための脂肪を採取する必要がある
となります。
それぞれメリットデメリットがあり、ゲスト様のご要望を第一に考えつつ、そこに医学的観点を加味してどちらを注入するか決定します。
ただ気に入らなかった場合や修正が必要になった場合、ヒアルロン酸よりも脂肪注入の方がリカバリーの難易度が高くなるのは間違いありません。
そのため脂肪注入は、手技やコンセプトを熟知しているドクターにしてもらう方が良いでしょう。
またヒアルロン酸で額を丸くするには、ある程度量が必要なので、継続的に注入し続けるためには費用がかかります。
数年単位でヒアルロン酸を注入し続けるのであれば、脂肪注入の方が結果的にコストパフォーマンスが良いことが多いです。
実際の症例写真をご提示します。
額、こめかみの脂肪注入を受けていただいたゲスト様です。
上が術前、下が術後になります。
ゲスト様も、額が丸くなり、喜んでいらっしゃいました。
額とこめかみのボリュームアップをお考えの方は、ぜひご相談ください!
クリニックでお待ちしております。